読めば数学が愛しくなる 中学生向け『浜村渚の計算ノート』青柳碧人
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こんにちは!

KL在住、超文系大学生のHINAKOです!

今回は数学嫌いの中学生に

ぜひ読んでほしいミステリー小説を紹介します。

 

『浜村渚の計算ノート』青柳碧人

 

タイトルから数学全開ですが、大丈夫!

この本がどれだけスゴイのか、

順を追ってご紹介いたします。

今日のポイント

  • 数学アレルギーへの特効薬!?!
  • 小ネタが面白い
  • 中学生に読んで欲しい3つの理由

 

『浜村渚の計算ノート』

舞台は学校教育から数学が排斥された日本。

理系科目は少年犯罪の

元凶として扱われるようになっていた。

 

そんな中、天才数学者「ドクター・ピタゴラス」は

テロ組織「黒い三角定規」を結成。

数学の地位向上のため、

悲惨なテロ事件を次々と起こしていく...。

 

そこで警視庁の対策本部に連れてこられた

救世主が浜村渚(はまむら なぎさ)、千葉県の中学生。

テロ組織が起こす難解事件に

彼女たちは打ち勝つことができるのか?

中学生の数学アレルギーへの特効薬

    あらすじだけでも

    数学臭がプンプンしていますね。

     

    お察しの通り、本作の題材は、“数学”です。

    いやいやいや、数学きらいだって言ったじゃん!!

    と思ったそこのあなた!!

     

    むしろ!!ぜひ読んで!!!!!

     

    ここにはもう、

    あなたの嫌いな数学の姿はありません。

     

    登場するのは数学を使ったトリックを

    スカッと爽快に解くミステリーストーリー。

     

    しかもそれに立ち向かうのは、

    中学2年生の女の子

     

    彼女の数学愛が面白いほど

    読み手の好奇心をくすぐるんですよね…。

    皆さんも経験ありませんか?

     

    例えば鉄道オタクの友達。

    知識量が膨大で

    基本的に何言っているのか分からないけど、

    ふとした豆知識が凄く面白いとか、

    そもそも彼のその熱量が面白いとか。

     

    主人公、浜村渚も

    言ってしまえば“数学オタク”です。

    彼女の数学への愛情に圧倒されて

    うっかり私も数学への愛が

    深まってきてしまいました。

     

    浜村渚
    割り算をするときは0で割ったらいけません。
    これは、私たち人類が悪魔と交わした、数学史上最も重要な約束事の1つなのですから。

    わたし
    なんだかよく分からんけど興味深い!!!

     

    小ネタが面白い

    ・ドクター・ピタゴラス
    ・キューティー・オイラー
    ・キャプテン・ルドルフ

    彼らは本書の登場人物なのですが、

    どこか聞き覚えがありませんか?

     

    そう、、、

    みんな数学者の名前なんです!

     

    さらにさらに目次の欄を見てみると、

    ・log10.
    ・log100.
    ・log1000.

    .....と続きます。

    調べてみるとなんとコレ、

    3って意味らしい。

    なるほど1章、2章をそう表しているのか。

    数字にすごぶる弱い私は

    全く分からなかったのですが、

    こう言われるとなんだか興味が出てくる...!

    ぜひ中学生に読んでほしい

     

    タイトルにも書いたように、

    ぜひ本書を中学生の皆さんに読んで欲しい

     

    「数学なんか勉強して、一体なんの意味がある?」……中学生たちに尋ねられて答えに困り、それなら自分なりの答えを見つけてみようと、ちょっとマジメな顔をして書き始めた作品。

     

    そう筆者がコメントするほど、

    数学の最高に面白いところが詰まった作品。

    学校で見る数学とは違う側面を

    発見することができると思います。

     

    まだ習っていない数学記号でも

    分かり易く紹介されているため先入観なく

    数学と仲良くなれます。

    一度開いたら止まらない面白さ!

    第3回「講談社Birth」小説部門受賞という

    こともありミステリー小説としての

    面白さも折り紙付き。

    中学生でも苦なく

    読み進められること間違いなしです。

    親近感のわくキャラクター

     

    主人公の浜村渚が中学校2年生である点。

    その容姿は

    艶のあるショートカットの前髪を自然に分け、

    右側のほうにピンク色の太いヘアピンをつけ、

    顔の輪郭はシャープと言うよりは丸く、

    とろんとした二重まぶたに、

    不安げな長いまつげの持ち主な点。

     

    小難しい部署に属する警官の

    ミステリー小説ではなく、

    日常にそっと寄り添ってくれるような

    ストーリー展開がきっと中学生の頭にも

    スッと入り込んでくるはずです。

    最後に

     

    ここまで『浜村渚の計算ノート』が

    どれだけ面白いかハイテンション、

    ハイエナジーでお送りしてきました。

     

    最後に言えることは、一つだけ。

    まあ、読んでみ!!

    クアラルンプールにお住まいの方は

    紀伊國屋onlineにも取り扱いがあるみたいなので

    是非チェックしてみてくださいね!

     

    それではまた!

     

    ※この本の電子書籍版です。
    興味を持ってくれた方はこちらからご覧ください。

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