本の面白さをまだ知らない君たちへ『そして5人がいなくなる』はやみねかおる
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皆さんこんにちは!

マレーシア在住、超文系大学生のHINAKOです!

本日は、多くの愛読家たちが口を揃えて、

「子供の頃、どハマりした!」

「ミステリー小説と出会ったきっかけ」

と絶賛する、はやみねかおる先生の小説を

紹介していきたいと思います。

はやみねかおるとは?

三重県出身の小説家。

三重大学教育学部数学科を卒業したのち、

小学校教諭をしながら小説を書いていた。

 

そんな中、

第30回講談社児童文学新人賞に佳作入選、

デビューを果たした。

 

この賞に応募するきっかけになったのは、

当時の教え子たちだったそうで、

 

自ら、真剣勝負をしている姿を見せたい!

 

とういう一心で送ったそうです。

 

これに関して先生自身も、

本当は、まさか受賞できるとは思っていなかったので、びっくりしましたね。“これはちょっとカッコ良すぎたかな?”とも思いましたけど(笑)。

と驚いたそうです。

 

それでもこのエピソードから

はやみねかおる先生がとても生徒想いの

方であることがわかりますね!

 

きっと小学生にずっと寄り添ってきた方だからこそ

このようなヒット作を生み出せたのだと思います。

「そして5人がいなくなる」

 

そんな先生の著書の中から、

特にファンの多い、

 

「名探偵夢水清志郎事件ノート」シリーズ

 

第一作品目、「そして5人がいなくなる」を

ご紹介いたします。

 

主人公は名探偵、夢水 清志郎(ゆめみず きよしろう)

 

"名探偵"といっても、とにかく

常識と記憶力がない!!

 

「人生に面白い推理小説と

それを寝転んで読むためのソファしかいらない」

と断言する変人&社会不適合ぶりではあるが、

推理の腕前だけは超一流。

 

そんな彼と近所に住む、

中学一年の三姉妹が不可解な謎に迫る、

ミステリー小説。

 

大人気シリーズの第一巻となる、

本書は遊園地で起こる「天才児消失事件」。

 

伯爵を名乗る人物から予告が届き、

次々に子供が消えていく...。

 

一体どんな奇術トリックを使ったのか、

また伯爵の本当の目的は何なのか。

 

想定外のオチに思わず大人も

ハッとさせられるような作品です。

優しい世界観

ミステリー小説と聞くと、

凶悪犯や、残酷な殺人事件などを

想像する方が大半だと思います。

 

しかし本書最大の特徴は、

殺人事件を取り扱わない点にあると

思います。

 

純粋に事件のトリックや主人公たちの

ユーモア溢れる掛け合いを追えるミステリー小説。

 

おぞましい殺人ミステリーも

もちろん興味をひかれるけれど、

本書の決して読み手を飽きさせない

ストーリー仕立ては

思わず夜更かしして読み進めてしまう程

楽しさがあります。

 

登場人物もみんな優しいキャラクターで、

彼らの織りなすふんわりとした世界観は

シャーロックとワトソンの空気感を

彷彿とさせるものでした。

 

ここから文学の世界へ

 

プレジデントFamilyという雑誌で特集された、

「東大生が小学生の頃読んでいた本」

ランキングでも堂々ランクインを果たした本書。

 

読了後の人生を変えてしまうほどの

魅了が詰まっているようです。

 

大きめ文字での267ページ。

このサイズ感でも申し分のない

本格派ミステリー

 

加えて、本書は中一の女の子の話し言葉で

展開されていくため、

活字に親しみのない子供たちへも

小説入門としてかなりオススメです!

 

最後に

 

本書の一幕で、主人公が

こう言い放つシーンがあります。

子どもは、いつの時代だって幸せなんだ。また、幸せでなくちゃいけないんだ。

名探偵夢水清志郎事件ノート「そして5人がいなくなる」

 

まさにその通りだと思います。

 

素敵な本との出会いで、

その子の人生がより幸せなものになれば...

そう、心から願っております!

 

 

それではまた。

HINAKO

 

※興味を持たれた方は、
こちらからご覧ください。

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