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今回、紹介するのはコートジボアール
サッカー選手の行動が国の内戦を、
終わらせた本当の実話です。

それではご覧ください。

サッカー選手の行動で内戦が停戦した話

4年に1度の開催されるサッカーWカップ。

大イベント中はオリンピックさながら、
世界中の人が自国代表を応援し、
固唾を飲んで試合を見届けます。

サッカーW杯の予選大会には
200以上の国と地域が出場し、
800試合以上が実施され、
本選出場国が決まります。

テレビ放送される試合はもちろん、
全予選大会の1試合1試合で、
大きなドラマが繰り広げられます。

2005年10月8日、ドイツW杯の予選、
スーダン対コートジボワール
(アイボリーコースト)戦でした。

この一戦が、まさか歴史を大きく動かす
きっかけになるとは誰も予想していませんでした。

この日を境に、
コートジボワールの歴史は、
大きく書きかえられたのです。

それは、ある選手の行動が招いたものでした。

彼の名は、ディディエ・ドログバ

フランスの一部リーグで頭角を現した
ドログバは、2005年当時28歳で、

イギリスのプレミアリーグの名門
チェルシーのセンターフォワードとして大活躍。
国内外で名実ともに誰もが認める
エースストライカーでした。

ドログバは、華麗なキャリアを
国外で築いていましたが、

母国コートジボワールは、2002年から
北部と南部に分かれ激しい内戦が続き、
何千もの尊い命が失われていました。

何百万人もの人々が住む場所を失い、
路頭に迷っていました。

憎しみが憎しみを生み、
内戦は泥沼と化していたため、当時、
予定されていた選挙も激しい暴力と死者が
発生することが予想されていました。

そんな情勢を背景に行われたこの試合で、
コートジボワールは、アウェイ戦にも
関わらずスーダンを3-0で打ち破ります。

そして、ドイツでのW杯本線の切符を
コートジボワール史上初めて手にしたのです。

90分を戦い抜き、
勝利の喜びに湧くコートジボワール代表。

キャプテンのスリル・ドモロウは、
マスコミ陣をロッカールームに招きます。

そしてリポーターからマイクを奪うと、
ドログバに渡します。

今夜の勝利の立役者であり国民的英雄の
ドログバは、メインのカメラを見つけると、
急に静かになり、こう切り出しました。

アイボリーコーストのみなさん、

北の人も、南の人も、中央、
そして西の人も。

私たちは今日、
アイボリーコースト国民は
どこ出身でも共存できること、

W杯本選に出場するという同じ目標を持って
一緒にプレイできるのだということを
証明しました。

みなさんに約束します。

この勝利がみなさんを1つにすることを。

今日、私はみなさんにひざまずいて
心からお願いします

※ドログバと、他の選手たちがひざまずきました。

赦しを。

赦し合ってください。

どうか赦しを。

アフリカのこの豊かな国が
こんな戦争をしてはいけません。

どうか…全ての武器を置いてください。
公正な選挙を実施しましょう。
きっと良くなります。

ここまで真剣な表情で、
淀むことなく一気に伝えると、
にっこり笑ってチームメイトと
立ち上がります。

そしてみんなでこう歌ったのです。

みんなで楽しみましょう♪

銃を撃つのはもうやめてください♪

そのときの様子は、
コチラの動画でご覧下さい。

このメッセージが放送された後、
大方の予想に反して、

選挙は一滴も血を流すことなく
無事に実施されました。

そしてコートジボワール代表が
ドイツW杯の試合をした2006年夏、
内戦は終わりました。

ドログバと、多くの人々の
平和に向けた努力が実った瞬間でした。

さらに2007年3月、ドロクバ
2010年W杯予選の対マダガスカル戦で
さらに平和に向けた一歩を進めます。

比較的安全な首都のカラカスから、
敵対していた反政府勢力の本拠地で
激戦地だったブアケに試合場所を
変えるよう要請したのです。

そしてこの日、
国民みんなで一つになろうと呼びかけます。

この日、内戦開始以来初めて
北部のムスリムと南部のクリスチャンの
両リーダーが会場でコートジボワール国歌を
歌った姿を見たドログバは、

「アイボリー・コーストが生まれ落ちたのを見た」

とコメントしています。

それから5年の月日が流れ、
2011年4月、南北に分断されていた
コートジボワールはついに再統一されました。


 


 

コートジボアールは、
現在ではアフリカ大陸で随一の
高度経済成長時代を迎えています。

この平和を実現するためには、
多くの人々が血を流し努力を重ねてきました。

正義のために意見を言うことを恐れなかった
ドラグバの勇気ある行為が、

国民が武器を置く契機になったことは
間違いありません。

彼の行動にとても感動しました。

 

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