車を持たず片道4時間をかけて通勤していた
小学校の男性清掃員のために学校教師が
クラウドファンディングサイトを開設。
約4か月で目標額の約5倍の
寄付金が集まりました。
アメリカのジャーマンタウンにある
ファーミントン小学校の清掃員として勤める
ロバート・リードさんは、つい最近まで
片道4時間をかけて通勤していました。
ロバートさんは車を持っておらず、
3つのバスを乗り継いだ後に約3.2kmの
道のりを歩かなければならず、
早朝4時に家を出て午後3時まで働き、
帰宅は午後7時を過ぎることありました。
ロバートさんがファーミントン小学校で
働き始めたのは2019年10月頃。
勤務時間を過ぎても残って作業をしたり、
いつも笑顔を絶やさない明るく優しく、
すぐに職員や保護者から絶大な信頼を
得るようになりました。
そんなロバートさんに2020年2月19日、
学校職員から思わぬサプライズがありました。
教師のエリザベス・マローンさんに
図書館に来るように言われたロバートさんは、
大勢の職員に迎えられ、
エリザベスさんからこう告げられました。
みんなであなたを助けたいと思ってね。
21時間前にクラウドファンディングサイトで
寄付金を募ったの。すると約7千ドルが集まったのよ。
あなたが新しいトラックを買えるようにね。
するとロバートさんは泣き崩れ、
立ち上がるとエリザベスさんと
しっかり抱き合いました。
そのときの様子がこちらです。
地元メディアのインタビューで、
ロバートさんは
図書館に呼ばれたときには
仕事の話だと思ったんだ。まさかこんなサプライズが
待っているなんて思いもしなくて。ファーミントンのスタッフは家族みたいなんだ。
帰宅するときはバス停まで
送ってくれることもあるし、
バス代を払ってくれることもあった。素晴らしい職場だし、
ここで働くのが大好きなんだ。実は副業として芝生の手入れの
仕事を始めようと考えていてね。これまで働いたお金で
トラックを買おうとずっと貯金してたんだ。本当にありがたいよ。
そして寄付を募り始めてから約3か月後、
ロバートさんは赤のシボレーを手にしました。
またロバートさんのことを聞いた企業数社が
安く芝刈り機などを提供しました。
新しいトラックと芝刈り機を
お披露目するパレードも行われ、
ロバートさんは、
感謝してもしきれないよ。
ここまでしてもらえて、私は本当に幸せだよ。
と涙いっぱいで語りました。
エリザベスさんは、学校職員だけでなく
保護者や地元の人々から多くの協力があった
ことに感謝し、最後にこんなメッセージを残しました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーロバートは涙もろくて、
話を進めるたびに『ありがとう』って
言いながら泣いていたわ。それに彼はいつも勤勉で、
あったかくて、みんなから愛されているの。善意の輪がどんどん広がっていったのは、
そんな彼の誠実な人となりが
あってこそなんでしょうね。ロバート、おめでとう。
そしてみんな、本当にありがとう。
通勤時間4時間って辛かったでしょう...
とても素敵なエピソードでした。
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