戦争で親を失った”駅の子”のエピソードに涙が止まらない...
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あなたは、決して忘れてはならない、
戦争の見えざる被害者が日本に
12万人以上もいたことを知ってますか?

戦争では軍人や民間人あわせ
310万人もの命が奪われました。

当時の日本は、親を亡くし
戦争孤児となった子どもたちで
溢れていました。

中には幼い妹や弟を養うため、
都市部で仕事を探そうと
上京してくる子どももいたそうです。

しかし当然のことながら、
孤児たちをバックアップするような
体制などあるはずもなく、

子どもたちは過酷な環境を
生き抜いていかなければなりませんでした。

そんな子どもたちが身を寄せたのは、
駅でした。

少なくともそこでは、
雨風をしのぐことができたからです。

駅には似たような境遇の子どもたちが集まり
その日その日を生き延びるのに必死でした。

それが戦争孤児たちが
駅の子”と呼ばれた所以です。

劣悪な環境の中、
駅に形成されていた闇市で買えるのは
1日1本のサツマイモだけ。

他の子どもたちに貴重な食べ物を、
取られないようにするため、

こっそりと兄弟や姉妹と
分け合って空腹をしのぐ。

そんな光景が駅構内では
よく見られた光景でした。

駅の子たちは、毎日のように、
死んでいく同い年くらいの子どもを目撃しました。
しかし哀れんでいる暇などありません。

まず自分たちが生き延びなければならなかったからです。

お金が底をついた駅の子は、
自分たちの受け入れ先や兄弟姉妹の預け先を
死に物狂いで探さなければなりませんでした。

結果、バラバラなところに引き取られ、
そのまま生き別れになってしまう
兄弟姉妹たちも多くいました。

また、駅の子の中には、
盗みなどの犯罪に手を染める子どもも
少なくなかったと言います。

生きていくための犯罪
と言う側面もありましたが、

それ以上に、
大人に対する不信感が
そうさせた面もあったと言います。

大人たちが始めた戦争。
それなのに、どうして自分たちが
こんな理不尽な目にあわなければならないのか?

駅の子たちは、小さな胸に
やりきれない感情を抱えていたのです。
誰も自分たちを愛してはくれない。

そんな思いに囚われ、中には、
犯罪から抜け出せず、そのまま悲しい生涯を
終える子どもたちも大勢いたと言います。

戦争が終わり、爆撃の心配がなくなっても、
駅の子に安息の地などなかったのです。

「児童福祉法」が成立し、
状況が改善され始めたのは、
終戦から実に2年が経ってからのことでした。

駅の子の経験した悲劇は、
「火垂るの墓」でも描かれています。

「火垂るの墓」は、親を亡くした主人公の
清太が駅構内で命を落とす場面から
スタートします。

清太もまた、救済の場として
駅に身を寄せたのでしょう。

しかし清太のことを気に掛ける
大人の姿などそこにはなく、

駅員たちも、
「うわ、また子供が死んでるぞ。汚いなぁ」
と言ったような冷徹な反応であることが描かれています。

そこには死に行く若い命に対する
リスペクトなどありません。
日常の光景だったのでしょう。

駅の子の数は実に12万人を超えていた
と言われていますが、実際のところ、
実態は把握できていません。

当事者であるかつての駅の子たちが、
長い間、自分たちが経験した悲劇について
口を閉ざし続けていたためです。

単純に、自分たちの見てきた地獄、
悲惨な記憶を思い出したくないと言う
感情があったことは容易に推測できますが、

それ以上に、仕事を見つけたり
結婚したりする上で、差別の対象になることを
恐れていたのです。

かつての駅の子の中には、結婚相手に、
自分が駅に住んでいたことを
生涯打ち明けることがなかったような人もいます。

長い長い月日が経った今だからこそようやく、
かつての駅の子たちは、勇気を振り絞って
辛かった胸の内を打ち明け、声を上げ始めたのです。

そこには、悲劇を風化させたくない
と言う決意が感じられます。

あたしにとっての戦争はね、終戦の日には、終わらなかったの

かつての駅の子は言います。

「長い年月が経った今でも、駅の子は不幸な子どものままなのだ」

戦争のしわ寄せは、真っ先に弱者に及びます。

戦争の被害者と言うと、
戦場や空襲で亡くなった方々を
思い浮かべる人が多いでしょうが、

このように生き残った子どもの人生にも
大きな傷跡を残してしまうのが戦争なのです。

その影響は長く長く尾を引き、
決して癒えることはありません。

「自分たちのような子供がいたことを忘れないで欲しい」

それは、かつての駅の子たちが
私たちに託した最後の願いなのです。

出典元:imishin.jp

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戦争経験者は減り、
当時の情報を得ることが難しくなる。

戦争を二度と起こさないためにも、
このような記事は多く人に読んでほしい。

涙が止まりませんでした。
多くの人に知ってほしいので、
シェアして広めてください。

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