2018年11月30日、第41代大統領の
ジョージ・H・W・ブッシュ元米大統領が
亡くなりました。
More historic images from @prezfotog of yesterday's state funeral events for President George H. W. Bush in our nation's capital. #Remembering41 #Bush41 pic.twitter.com/gqiBHKh7Xj
— Jim McGrath (@jgm41) 2018年12月4日
ブッシュ氏の棺は、アメリカ現地時間
12月3日に大統領専用機でワシントンに運ばれ、
連邦議事堂に安置されました。
その際に、ブッシュ氏の遺体が収められた
棺のそばに横たわる1匹の介助犬の写真が
ネットで話題になっていたので紹介します。
ブッシュ元大統領の棺のそばに横たわる介助犬
ブッシュ氏は第41代米大統領に就任。
敬虔なクリスチャンであり保守的な彼は、
特段大きなスキャンダルもなく
その任期を終了しました。
晩年は体調を崩し、病院への入退院を
繰り返しました。
2012年には脳血管性パーキンソン症候群を
患っていると発表しました。
車椅子を使う事が増え、
公の場に出ることも減りました。
そして、ラブラドールのサリーが
2018年6月25日、妻を亡くしたブッシュ氏の
介助犬として、慈善団体から派遣されました。
サリーはよく訓練されたラブラドールで、
指定したものをなんでも取って来ることが
できました。
また、電話がかかってきたら
受話器を持ってきてくれたそうです。
サリーは居眠りしていても、
名前を呼べばすぐにやってきます。
ブッシュ氏が患っていた病気は、
ふるえが止まらなくなったり、
姿勢の維持が難しくなり、
進行すると自立的な運動ができなくなり、
寝たきりになってしまうこともあるそうです。
サリーは車椅子生活を送る
ブッシュ氏に寄り添い、家族の一員として
彼の生活をサポートしました。
「サリー・H・W・ブッシュ」として
公式インスタグラムアカウントも
立ち上がりました。
インスタグラムには、ブッシュ氏が
「サリー柄」の靴下を履いている様子などが
投稿されています。
ブッシュ氏は、サリーとの生活を
楽しんでいました。
中間選挙にもサリーが付き添い投票しました。
サリーがブッシュ氏と過ごした期間はおよそ5ヵ月。
短い間ではありますが、人生の一部を共有した
1人と1匹の間には絆が生まれていたようです。
過去の投稿では、サリーのことを
「親友」と紹介されています。
足を悪くしていたブッシュ氏の
生活を支えてきたサリー。
ブッシュ氏がこの世を去った後でも、
その献身的な姿勢は変わることは
ありませんでした。
棺に寄り添うサリーの姿は
多くの人の涙を誘い、
ネット上ではブッシュ氏への
追悼のコメントと共に、サリーに向けた
労いの言葉も多く見受けられました。
任務を終え、棺の横で横たわるサリーは、
とても寂しそうな顔をしていました。
役目を終えたサリーは、また別の家庭に
派遣されるそうです。
ブッシュ氏にとって、サリーは親友であり
家族であったように、サリーは今後も
誰かにとってかけがえのない存在で
あり続けることでしょう。
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