移植医療の啓発を行う
グリーンリボンキャンペーン事務局が
2015年に公開した動画「2%のキセキ」を紹介します。
お父様の命が残り僅かであることを
宣告された悲しみのなかで、
いのちを「つなぐ」ことを決断した家族の物語です。
決断する勇気をあたえてくれたのは、
お父様が亡くなる前に用意していた
「最後のプレゼント」でした。
それではご覧ください。
2%のキセキ
お父様が亡くなった後、
腎臓と角膜が4人の方に移植されました。
突然の死に家族は悲しみましたが、
移植コーディネーターから
レシピエントの方の状況を聞くことで、
どこかでお父様が生きているような
気持ちになれたそうです。
私は、父が臓器提供できて
良かったと思っています。家族としては、ただ悲しいだけではなく、
何か違う道が開けたような感覚でした。そこで、
私は自分の経験から臓器移植について
みんなに知ってもらいたい、家族に寄り添えるような
仕事がしたいと思うようになりました。
今の自分があるのは、
父の臓器提供があったからだと語る娘さんは、
現在は看護師として働きながら、
移植コーディネーター、終末期の家族看護
について勉強をしているそうです。
日本では、およそ14,000人が
臓器移植を待ち続けています。
しかし臓器提供によって救われる命は
年間わずか300人ほどで、
移植を受けられる人は2%しかいません。
脳死になるのは全死亡者の
1%しかいないこと、意思表示カードを
持っていない人が多いことなど、
さまざまな理由がありますが、
日本では、他の国に比べても実際に
ドナー登録や移植への意思表示を
している人は非常に少ないのが現状です。
この記事が、臓器移植について考える
きっかけになってくれることを願います。
多くの人に知ってほしいので、
シェアして拡散してください。
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