余命わずかな男の子が「幼稚園に行きたい」という夢を叶えて天国へ旅立つ...

ケンタッキー州に住む５歳のブルースくんは
2017年11月に脳腫瘍の一種である
小児脳幹部グリオーマと診断されました。

ブルースくんには夢がありました。

それは、
『スクールバスに乗って幼稚園に行くこと』
でした。

ブルース君は、2018年９月から
幼稚園に通うことを心待ちにしていました。

しかし病気の進行が早く、９月の新学期まで
待てない状況になっていたのです。

ブルース君の夢を叶えたい

そのことを知った幼稚園の先生や
スタッフたちは、夏休みが始まってすぐの
６月13日にブルースくんのためだけに
幼稚園を開園することにしました。

その日は、『ブルースくんの日』と
名付けられました。

この日、ブルース君は念願だった
スクールバスに乗って幼稚園へ行きました。
到着すると先生たちが笑顔で迎えてくれました。

ブルース君は、校庭で遊んだり、
おやつを食べたりして初めての
幼稚園を満喫しました。

最後は先生たちみんなと記念写真を撮って、
最高の笑顔で帰宅しました。

そして夢を叶えたブルースくんは
約２か月後の８月４日に、両親の腕の中で
安らかに天国へ旅立ちました。

９月25日、ブルースくんが生きていたら
６歳の誕生日を迎えるはずでした。

両親は彼の誕生日の前日にFaccebookで
亡き息子への思いを投稿しました。

明日のブルースの誕生日に、
私たちは彼の思い出に浸り、
彼が存在してくれたことをお祝いします。

６歳の誕生日に彼に生きていてほしかった。

106歳の誕生日も。

彼に夫に、父親に、そして祖父に
なってほしかった。

未来が彼を受け入れてくれなかったことが悲しい。

私の家族にとって、私自身にとって、
ブルースがいない生活が悲しい。

そして彼がこの先２度と存在しない
この世界を悲しんでいます。

ブルースくんの両親は彼の誕生日に、
お世話になった小児病院へ行き、
スタッフたちにプレゼントを配ったそうです。

そして彼の思い出を分かち合ったそうです。

病気と闘いながらも、たくさんの人たちを
笑顔にしたブルースくん。

自分の６歳の誕生日を多くの人たちが
祝ってくれている様子を、空の上から
無邪気な笑顔で眺めているのかもしれません。

出典元：facebook.com