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奥様を亡くした男性が、奥様の遺品を
断捨離するときの心情を書いた記事が、
ネットで話題になっているので紹介します。

奥様を亡くした男性の断捨離

【記事全文】

 妻が3月に亡くなった。
世帯をもって2年、
かけがえのないパートナーであった。

ともに暮らした老人ホームの
収納棚に残された衣服の整理を始めた。
つらいな。

「断捨離」という言葉が世に喧伝されてから
ずいぶん日がたつが、いまだに衰えを知らない。

なんのかんのと言っても、
そう簡単に捨てられないからであろう。
寂しさを吹っ切らねばなるまい。

妻の肌を守り、身を飾った衣装たちに
「ありがとう」と、一つ一つ頭を下げながら
袋に移していった。

「感謝離」という表現が頭をよぎった。
うん、こいつはいい。

それにしても、よく着たもんだ。
すっかり貫禄がついて古びている。

ほら、このパジャマなんか
襟がすり切れているじゃないか。

捨てるのは切ないが、
私が天国に行ったら
一緒に新しいのを買いに行こう。

新陳代謝だ。
ああ、これは「代謝離」だ。

気持ちが晴れた。
棚から袋へ運ぶ 手の動きが
リズミカルになった。

62年のパートナーだった、
と考えたのは誤りだった。
2人の間に終止符は存在しない。

これからもずっと夫婦だ。
どこまでも。
いずれ会える日が来る。

会えば、まず出かけよう、
ショッピングに。

この投稿に関するコメント

きっと素敵な夫婦だったんでしょうね。

天国でのショッピング。
その情景が目に浮かんできました。
とても感動しました。

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