ジャマリオン・スタイルズくんは、
赤ちゃんの時に感染症にかかり、
両腕の大部分を切断しました。
しかし、ジャマリオンくんは腕がなくても
活発な少年として成長。
そして彼は、13歳になったときに、
バスケットボールに興味を持ち始めました。
彼は、放課後にコミュニティセンターに
通い、友人たちとバスケットボールを
することを楽しみにしていました。
しかし、
それぞれのチームのメンバーを決めるとき、
毎回、ジャマリオンくんはどちらのチーム
にも選ばれません。
その理由は、彼に両腕がないからでした。
両腕のない少年のバスケットボールへの挑戦
海外メディア『CBS NEWS』によると、
バスケットボールのチームに入れないことで
彼は深く傷付いていたそうです。
彼は、どうしても、バスケットボールへの
情熱をあきらめることができませんでした。
そして、
中等学校の8年生に進級した初日に、
バスケットボール部のコーチに
直接、お願いに行きました。
「僕はいままでチームに所属したことがありません。
たとえ、選手としてプレイができなくても、チームの一員になりたいんです」
その言葉を聞いたコーチは、
ジャマリオンくんの熱意に心を打たれ、
入部を許可しました。
それからジャマリオンくんは、
毎日、誰よりも早く体育館へ行き、
誰よりも遅くまで練習をしました。
地道に練習を続けても、
なかなか試合に出させてもらうことはできず、
彼は、いつもベンチでチームメイトを
応援していました。
そんな彼についにチャンスが訪れます。
ある試合で、彼は初めてプレイすることに
なったのです。
試合時間残り6分という大事な場面で、
ジャマリオンくんはコートに入ります。
この後、誰も予想できなかった展開が
待っていました。
This kid is an absolute inspiration. #Respect 🙌
via: Jamarion Styles pic.twitter.com/nv4RQX7f2L
— Whistle Sports (@WhistleSports) 2017年3月30日
彼が放った3ポイントシュートは、
見事にゴールリングの中に!
さらにその後、再びボールを手にした彼が
またしても3ポイントシュートを決めたのです!
これにはチームメイトも観客も大興奮。
前向きにひたすら練習を続けてきた、
ジャマリオンくんの努力が報われた瞬間でした。
このジャマリオンくんのシュートは
アメリカのスポーツチャンネル『ESPN』の
公式サイトでも紹介されるなど、
大きな話題を呼びました。
彼はいまでは、コミュニティセンターで
バスケットボールをする時、
いつもチームメンバーに選ばれるように
なったそうです。
両腕がないことでたくさん苦労をしたでしょう。
バスケットのチームのメンバーに
入れてもらえなくて辛い思いをしたでしょう。
両腕がない中でのバスケットの練習は
大変だったでしょう。
そんな、すべての思いが詰まった
3ポイントシュート。
この動画を見たとき、涙が溢れてきました。
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