警視庁警備部災害対策課の公式Twitterが、
ペットボトルで作る“簡易蛇口”の作り方を
投稿して話題になっているので紹介します。
災害時やアウトドアで手を洗う際に、
水を節約できるというもので、
カッターが1本あれば作れます。
それではご覧ください!
ペットボトルに穴を開けて“簡易蛇口”を作る方法
水は飲料用としてだけでなく、手や物を洗うなど生活用水としても利用されます。災害時にはより貴重なものとなります。その貴重な水を少しでも節約するために、ペットボトルで作る簡易蛇口が紹介されていたので作ってみました。簡単にできて、アウトドアなどでも利用できますので試してみてください。 pic.twitter.com/NvJLnqW07X
— 警視庁警備部災害対策課 (@MPD_bousai) 2018年11月20日
なぜ、穴が開いているのに水がこぼれない?
ここで疑問なのは、
ペットボトルに穴をあけたのに、
なぜ水はこぼれないのか?
水がもれてこない理由は、簡単に言うと、
空気(大気圧)が穴を押さえているからです。
空気が穴にふたをして、
水が出てこないように押さえているのです。
実は、私たちが意識していないだけで、
大気圧の力はとても大きいです。
なんと、1気圧(通常の気圧)は、
水圧に換算すると、水深約10mにも相当します。
だから、
開けた穴から少しだけ抜けた水の分だけ、
ペットボトル上部の内圧が下がると、
水深数cm程度の水圧ではおぎなえず、
外からはたらく大気圧とつり合うのです。
ですから、
ペットボトルのフタを少しゆるめてみると、
水面にも同じように大気圧が
はたらくようになるので、
水圧の分だけ内側の力の方が
大きくなって水が出るようになります。
もっと身近な例を挙げれば、
ジュースにさしたストローの上部を
指でふさぎ、そのまま引き上げても、
中に入ったジュースがこぼれずに
持ち上がりますよね?
あれと同じことが起きているのです。
出典元:chugakujuken.com
これは、子どもと一緒に試したら
子どもは喜ぶでしょうね。
学校で習ったことを日常で体験すると
机で勉強するよりも記憶に残るでしょう。
災害時には絶対に役に立ちそうだから
一石二鳥ですね。
わたしも、子どもと一緒に試してみようと思います。
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