福島の原発避難の高校生が”ローマ教皇”の前で証言したメッセージに心打たれる...
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2019年11月、ローマ・カトリック教会の
フランシスコ教皇が東京都内で行われた
『東日本大震災の被災者らとの集い』に出席されました。

その集いで被災した高校生らと交流し、
『核エネルギーからの転換』を訴えました。

その集いの中で、原発事故で福島県から
東京都に避難した高校生の鴨下全生くんが
スピーチを行いました。

そのスピーチの内容に
とても感動したので紹介します。

嘘をついたまま先に死なないで...

親愛なるパパ(教皇)様

僕は福島県いわき市に生まれました。
8歳だった時に原発事故が起きて、
被ばくを逃れるために東京に避難しました。

汚染された大地や森が元通りになるには、
僕の寿命の何倍もの歳月が必要です。

だから、

そこで生きていく僕たちに大人たちは
汚染も被ばくも、これから起きる可能性のある被害も、
隠さず伝える責任があると思います。

嘘を付いたまま、認めないまま
先に死なないでほしいのです。

原発は国策です。

そのため、それを維持したい政府の思惑にそって
賠償額や避難区域の線引きが決められ、
被災者の間で分断が生じました。

傷付いた人同士が、
互いに隣人を憎み合うように
仕向けられてしまいました。

僕たちの苦しみはとても伝えきれません。
だからパパさま、どうか共に祈ってください。

僕たちが互いの痛みに気付き、
再び隣人を愛せるように。

残酷な現実であっても
目を背けない勇気が与えられるように。

力を持つ人たちに悔い改めの勇気が
与えられるように。

皆でこの被害を乗り越えていけるように。

そして、
僕らの未来から被ばくの恐怖をなくすため、
世界中の人が動き出せるように。

どうか共に祈ってください。

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時がたつとともに人間の記憶は
薄れています。

でも、この原発事故の事は、
決して忘れてはいけません。
まだまだ苦しんでいる人がいることも。

多くの人に知ってほしいので、
シェアして広めてください。

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