アメリカのアイダホ州にある
セント・ルークス・メディリアン医療センター
におけるある取り組みが、世界中で
話題になっているのでご紹介します。
それは、
臓器ドナーをみんなで見送る儀式
「敬意の道(Walk of Respect)」です。
敬意の道(Walk of Respect)とは
「敬意の道」と名付けられた
この廊下の両側には、家族や友人、
病院スタッフが整列しています。
生前、
臓器提供の意思表示をしていたドナーが
脳死した後、手術室までの道のりを
全員で見送り、敬意を表すものです。
もちろん、ドナーのみならず臓器提供や
生命維持装置を取り外す決断をした
家族たちにも、その敬意は向けられています。
そして同時に、家族たちから
病院のスタッフへ感謝の気持ちも
伝えることができます。
臓器提供という大きな決断をしても、
多くの場合は誰にも知られることなく
生涯を終えるのではないでしょうか。
臓器提供を決断した本人はもちろんのこと、
残された遺族たちも、その勇気ある行動を
多くの人に知ってもらい、
見届けられるというのは救われる思いだ
といい、今回の動画は多くの共感を
得ています。
それでは、「敬意の道」の様子を
撮影した動画をご覧ください。
9月27日に公開されたこちらの動画は、
ご家族の了承を得て同医療センターが
Facebookに投稿したものです。
ベッドで運ばれる男性は臓器ドナーであり、
今まさに摘出手術のために手術室へ
運ばれているという映像です。
出典元:edmm.jp
今後、増え続けるであろう臓器提供。
臓器提供に関して、日本ではまだ
あまり開示されていない部分も
多くあるかもしれません。
関わるすべての人が穏やかに死期を迎え、
弔われる方法を模索する必要が
あるのかもしれませんね。
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