2019年ラグビーワールドカップ、日本代表が、
悲願だったベスト8入りを決めました。
これは歴史上初の快挙です。
その日本代表チームの中でも、
特に強い存在感を発揮しているのが、
主将のリーチ・マイケル選手です。
マイケル選手は、ニュージーランド出身、
190センチ・105キロの体格をフルに活かした
激しいタックルを持ち味とするプレーヤーです。
マイケル選手の母国ニュージーランドは、
ラグビーの超強豪国(ティア1)。
これだけの逸材の彼が、
強豪国のニュージーランドではなく、
なぜ日本の代表チームのキャプテンに
なったのでしょうか?
実は、それには、とても感動的な
エピソードがありました。
リーチ・マイケルが日本でプレーしようと思った理由
マイケル選手は5歳でラグビーを始めました。
そして15歳で交換留学生として
初めて日本にやってきました。
そのとき通った北海道・札幌山の手高校で、
日本の選手のラグビーの巧みさ、
懸命にできるまでひたすらに練習する、
妥協を見せない姿に感動を覚えそうです。
マイケル選手は、日本に馴染みたい一心で、
部屋の天井にひらがな表をはって
日本語の習得に励んだそうです。
高校時代を札幌の地で過ごした日本代表キャプテン リーチ・マイケル🌸
母校の恩師や街の大きな声援を受けながら、「ラグビーワールドカップベスト8」という目標に向かっています🇯🇵#RWC2019 #rugbyjp #OneTeam #BRAVEを届けよう pic.twitter.com/IEw8y6HZAX— ラグビーワールドカップ (@rugbyworldcupjp) 2019年10月12日
そして彼が高2のとき、
ショッキングな出来事が起こりました。
なんと、ニュージーランドの、
マイケル選手の実家が火事に
なってしまったのです。
そのとき、
マイケル選手は大きなショックを受けました。
しかし、
その時、彼を救ったのは、
高校のラグビー部の監督が
中心となって保護者やOB、学校関係者、
チームメイトに募金を呼びかけ、
約70万円もお金を集めてくれたのです。
監督は、そのお金を黙って
マイケルの家族に差し出したそうです。
そのとき、マイケル選手は、
「俺は将来、絶対にこの国のためにプレーする」
と心に誓ったそうです。
スコットランドを破り決勝進出を決めたとき
日本代表のキャプテンであるマイケル選手は
英語でインタビューを受けました。
しかし、勝利の喜びを口にするよりも前に、
真っ先に口に出したのは台風19号で
被災した方を気遣う言葉でした。
キャプテン リーチ・マイケルのインタビュー🇯🇵🌸
台風19号の被害に遭われた方へメッセージを送りました。#RWC2019 #JPNvSCO #RWC横浜 pic.twitter.com/ETDH7jhCX8
— ラグビーワールドカップ (@rugbyworldcupjp) 2019年10月13日
謙虚に、他者を思いやる姿は、
日本人よりも日本人らしいと
大きな話題となりました。
マイケル選手は、日本国籍を取得し、
奥さんも日本人。
日本に恩返しがしたいという一心で
日本で生活し、日本のラグビーのレベルを
引き上げてくれました。
マイケル選手の今後の活躍に
期待したいですね!!
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