お笑い芸人のジャングルポケットの
斉藤慎二さんが受けた壮絶ないじめ体験が、
ネットで話題になっているので紹介します。
それでは、ご覧ください。
お前が虫だ
壮絶ないじめ体験。気の毒で胸が痛む。いじめてた人達はこの人がテレビに出る時に少しは後悔してるだろうか。その前に謝罪したのか。人の親になっている者もいるだろうし。彫刻刀で背中刺されるって完全な犯罪ですよ。読売新聞。 pic.twitter.com/Eal4BkPxaN
— ミスターK (@arapanman) July 2, 2020
【記事の内容】
小3の頃、クラスで一番小さくて「チビ」とからかわれるようになりました。上履きがなくなるとか、3階から自分の教科書が落ちてくるとか、そんなことは当たり前でした。
その夏、虫捕りに誘われました。「これで、いじめは終わったんだ」とうれしくて舞い上がって、待ち合わせ場所に早めに行って待っていると、木の陰から一斉に人が出てきて「お前が虫だ」と袋だたきにあいました。泣くと、「俺らが悪いみたいになるじゃないか。笑えよ」と言われ、無理やり笑いました。相手は11人でした。
クラスで僕1人だけ誕生会に呼ばれなかった時もあります。教室で泣いていたら、担任の先生から事情を聞かれました。先生は「斉藤くんにも原因があるかもしれないね。聞いてみよう」と言いました。僕はクラス全員から順番に、「気持ち悪い」「チビ」などと文句を言われました。
給食をよそってもらえない時期もありました。授業中、「姿勢が悪い」と彫刻刀で背中を刺されることが続いた時には、血が出ても親や周囲に悟られないように、黒い服を着ていきました。
いじめを受けていることは、1歳上の兄に相談していました。優しい兄なのですが、「親には言うな」と口止めされました。両親は共働きで忙しかったので、迷惑をかけてはいけない、心配をかけてはいけないと思い込んでいたのです。恐怖におびえながらも、それを隠し、学校に通いました。
小6になり、卒業アルバムの全体写真を撮る時、「お前を写真に残したくない。来るな」と言われ、登校しませんでした。その頃から、体調不良を理由に休みがちになりました。
長く耐えてきたけれど、やっぱり学校に行くことが怖い。限界だと感じたある日、自殺をしようとしました。部屋にいると、異変に気づいた兄が駆けつけてきて、「何やってるんだ。死んだら全てが終わる。絶対、時間が解決してくれるから」と叱られました。時間は長くかかったけれど、高校に進学して人間関係が一新されると、いじめは本当に終わりました。
中学の頃から、演劇に興味を持ちました。自分という人間は存在しちゃいけないんじゃないか、でも、役になりきれば自分じゃない誰かになれると思って。短大で演劇を専攻し、そこからお笑いの道に進みました。
いじめられた時のことは鮮明に覚えています。いじめた人を許すことはできません。でも、僕は今も生きていて、好きな仕事ができている。だから、しんどい思いを抱える君には、「君は変われる。誰かを頼ってほしい」ということを、やっぱり伝えたい。
振り返ると、僕も兄も完全に間違っていました。親に早く相談するべきだった。悪いのは、人を平気で傷つけるやつらの方なんだから。
もし、つらいこと、苦しいことがあったら、何かの機会を見つけて僕に直接、相談してほしい。一人ひとり、悩みも状況も違うと思います。僕は、自分を押し殺して耐えてきた時間が長かった分、君の痛みがほかの人よりも分かると思う。この人なら自分のことを話せるという存在になりたい。君の悩みに真摯しんしに向き合い、力になりたいと心の底から思っています。
僕はこれからも芸能界で頑張っていきます。皆さんに笑いを届け、少しでも勇気を与えられる存在になれたらうれしいです。
いじめの経験
わたしも高校生の頃、
上履きを隠され続けました。
朝、下駄箱を開けると
わたしの上履きがありません。
はじめは、あれ?
と不思議に思いました。
申し訳ないとおみましたが、
母親に言って、新しい上履きを
買ってもらいました。
でも、次の日には、
また下駄箱には上履きはありませんでした。
さすがに、誰かに意図的に
やられていると思いました。
そして、なぜか
母親にはそのことを言えませんでした。
心配させたくなかったという気持ちなのか、
誰かにいじめられるような
息子と思われたくなかったのか、
たぶん、後者だったと思います。
だから、ほかの人にも言えませんでした。
こわい、くやしい、むかつく
というよりも、
犯人がだれかわからず気持ち悪い
という気持ちが強かったです。
体育館近くの、ごみ捨て場に捨ててある
誰のものかわからない上履きを
履いていました。
私の学校は学年によって
上履きの色が違いました。
だから、上履きの色が違い、
先生に怒られましたが、
本当のことは言えませんでした。
時が経てば、
上履きを隠されることはなくなりました。
今でも、誰がやったのかはわかりません。
いじめにはラインがないので、
わたしがされたことは”いじめ”とは
認定されない間もしれません。
でも、
わたしはあのとき傷ついたことで、
同じことを他の人にはしないようにしようと
教訓を得ることができました。
斎藤さんが言われたように、誰かを頼れば、
もっと良い方に変わったかもしれません。
でも、それができない人はいっぱいいます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーいじめは犯罪です。
心に深い傷を残します。
この世から、いじめる人が
いなくなりませすように。
いじめられている人が
いなくなりますように。
この記事がその一助になることを願っています。
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