旭川の旭山動物園にある
ヒグマの紹介を書いたメッセージが
ネットで話題になっているので紹介します。
それでは、ご覧ください。
人間に母親を殺されました
「人間に母親を殺されました」
かわいい!と大人気のエゾヒグマ、とんこ。
その展示場の片隅にはなぜとんこが旭山動物園にいるのかを記した説明版があります。
ほとんど読まれることのない説明書き。でもときどきしっかりと読んでいる方もおられます。
旭山動物園の、こういうところが好きです。 pic.twitter.com/OtA8nr6Jt5— 空白寺 (@vanity_temple) July 8, 2020
『とんこはなぜ動物園にいるの?』
1999年4月30日、
子連れの母グマが中頓別町に現れました。人間の安全のため、
やむなく母グマは射殺され、子グマは生け捕られ、
動物園に引き取られました。メスの子グマは
中頓別の「とんこ」と名づけられました。人間に母親を殺されたとんこが
来園者の人気を集めているのは
皮肉なことでもあります。とんこが動物園で暮らしている意味とは、
なんでしょう?ヒグマと人との事故をさけるために、
わたしたち人間の側が気を付けるべきこともあるのです。(1)山に入るときはくま鈴をつけ、なるべく大勢で入る
クマに人の気配を知らせることで、
出合い頭の事故を防げます。(2)山にごみを捨てない
山にお菓子の袋や
ジュースの空き缶などを捨てると、
クマが人間の食べ物の味をおぼえ、
やがて人里に近づくようになってしまいます。(3)山でクマの糞や足あとなど痕跡を見つけたら速やかに立ち去る
このようなちょっとした心がけで、
ヒグマと人との事故を減らすことができるのです。とんこを通じて、「人とヒグマの共存について」
みなさんにより深く考えていただけたら……
それこそが動物園でとんこを飼育している
意味なのではないでしょうか?とんこも人里にさえ近づかなければ、
名も無き野生のヒグマとして
山の中でくらしていたことでしょう……
この投稿に関するコメント
「人間に殺された」としつつも感情的なことではなく大事なことを伝えようとしている・・。このような掲示が増え、より多くの人に注目されると良いなと感じます。
— サメ社会学者Ricky / サメYouTube & サメHP (@shark_sociology) July 9, 2020
子供を連れた母グマは特に神経質で、人に危害を加える事故を起こしてしまうのも事実です。それもふまえて共存していくには、人間のほうが正しい知識を得て、距離を保つしかありません。
ヒグマは可愛いではなく怖い。まず、ここからスタートです。近づいてはダメ。— syamoji (@syamoji_5) July 9, 2020
動物園にいる動物達に名前がつくことの是非についても考えてしまいました。
今、命の選別って言葉について議論されていますが、旭川動物園の命に対する考え方は、動物の中の食物連鎖から、はみ出した人間という存在を改めて考えさせてくれます。
考えり機会をくださってありがとうございました。
— セララバアド (@selalabard) July 9, 2020
殺して食べる動物は誰も文句は言わない※動物の好き嫌いは人間の本能によるものであって理屈では説明出来ない※人間は動物に対して共通点を見つけると親しみを感じるらしいです。食肉は人間の命を支えているにも関わらず、家畜がペットのように扱われることは決してないです。とんこ、頑張って生きて!
— チワワン (@4VyczlmHPjgSL4r) July 9, 2020
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動物園に行って動物を見て楽しむだけでなく
このようなメッセージを読むと
子どもたちだけでなく
大人たちも心に刺さることは
いっぱいあると思います。
いろいろと考えさせられました。
このようなメッセージを書いてくださった
警備員の方に感謝しかありません。
ぜひ、多くの人に読んでほしいので
シェアして拡散してください。
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